剣道における必ず上達する素振りのコツ

少年剣道の稽古メニュー

今回は、必ず上達する素振りのコツについて、記載したいと思います。

この記事は、私が効果的に上達した素振りを経験をもとに記載しています。

剣道初心者から上級者まで、振りのスピード・冴えを向上させたい人に適した内容です。

剣道における素振りを効果的にするための方法

小学生~社会人まで、全国大会入賞経験がありますが、結論からお伝えしますが、素振りを効果的にするためには、無理な回数設定をしないことです。

高校時代にはなりますが、当時の稽古メニューは全国も№5以内に入るぐらいキツイ練習を行っていました。(実際にはわかりませんが(笑))

素振りのメニューは稽古前と稽古後に(稽古後は素振りorサーキットトレーニングでした)行っていましたが、稽古前には、約300本~500本、稽古後は1000本を行っていました。

このメニューを毎日続けた結果、どうなったかというと、竹刀の振りもスピードもさほど変わりませんでした。

なぜ、多くの回数の素振りをしたのに、上達しなかったかというと、他の稽古メニューがある為、全力で出来ず、素振り1本の質が低くなり、こなす稽古になったからです。

素振り以外にも言えることですが、質を最大化させるためには、常に全力で挑める精神状態や身体状況が大事だと思っています。

そのため、みなさんが、1本1本を全力でできる回数を設定することが大事になってきます。

人によっては、10本で限界な人と100本で限界な人とそれぞれだと思いますので、1本の質が最大化した状態で振れる回数設定をしていきましょう。

全力で1本できる回数設定を継続していく中で、振れる回数も増えてくるので、必ず前回の回数を超えるように素振りを継続しましょう。

素振りでスピード・冴えのある打突を行うためのコツ

まずは無理のない回数設定をしたうえで、次のステップです。

素振りにも色々な種類があります。

・上下素振り

  竹刀を大きく振りかぶり、膝よりも下まで振り下ろす素振り

・正面素振り

 中段の構えから振りかぶり、相手の面の位置まで竹刀を振り下ろします

・左右面素振り

 相手の左右の面を打つことを想定した素振りです

・跳躍素振り

 前後に跳躍しながら竹刀を振る素振りで、早素振り(はや素振り)とも呼ばれます

・股割り素振り

  脚を左右に開いて膝が垂直になるまで腰を落としながら竹刀を振り下ろす素振りです

※他にも素振りのメニューはありますが、割とメジャーなメニューのみを記載しておりますが、このメニューだけでも必ず上達します。

それぞれの素振りにおいて、スピード・冴えを出すために必要にポイントは2つです。

振り上げよりも振り下ろしのスピードを早くする

竹刀を振り下ろす際に、手首を下返す(前腕に負荷がのるようにすると◎)

この2つだけを意識するだけで、劇的に竹刀のスピード・冴えが身につきます。

私自身もこの2つだけを意識して素振りを3か月間継続した結果、劇的に竹刀のスピード・冴えを身につけることができました。

また、通常使用している竹刀よりも重く作成した素振り用の竹刀(素振り用木刀でも可)と通常使用している竹刀を交互に上述のメニューを行うと更に効果があがります。

まとめ

11本を全力でできる回数設定をする

・前回の回数を超えられるように、素振りを重ねていく

・打突スピードを向上させるために、振り上げよりも振り下ろしのスピードを早くする

・打突の冴えを向上させるために、振り下ろしの際に、手首を返す

これらのポイントを意識して素振りの練習や、自主練習に取り組んでみてください。

日々の稽古で成長できるように、頑張りましょう。

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